× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 仮面舞踏会へ赴く。 シンプルなものでいいと言ったのに、仮面商が持ってきたのはどれも派手なものばかりで… これ、と言ったものを探すのに苦労した。 最終的に、母様が俺の瞳と同じ色だ、と言った蒼いアイマスクを買い取ることにした。 父様が人ごみが嫌いなこともあって、今まで仮面舞踏会には一度も出席したことがなかった。 先日舞踏会に出ることを伝えると、すんなりと了承をもらった。 てっきり、反対されると思っていたのに…父様も一緒に、と誘うとそれは断られてしまったが。 母様も父様が行かないなら欠席する、と一人で行くように伝えられていた。 …来年は、家族三人で一緒に舞踏会を楽しみたい。 身分や人種関係なく、色んな人達がドレスコードを守 守り…… … …、 仮面を被り、ダンスや食事に興じる様子は、見るだけでも楽しい気持ちになることが出来た。 妖精族の青年と、黒猫の魔術師の女性。彼らとは、また出会うことが出来るだろうか? オルガニアで生活しているだろう者同士、どこかでばったり、なんてこともあるだろうけど… 二人とも、仮面抜きで個性的で素敵な人達だったから、素の状態でも気付くかもしれない。 二人は、俺のことがわかるだろうか?顔を半分隠していたし、特に目立つ衣装では無かったから、 きっと気付かないだろう。 舞踏会は今日しか参加することが出来ないが、忘れられない一日になった。 誰もが楽しいひと時を過ごせますように。 PR
波打ち際を散策していたら、誤って水を思い切り被ってしまった。 全身びしょ濡れで困り果てていたところを、 通りがかった医者のトリノス先生に助けてもらう。 トリノス先生は、とても不思議な人だった。 遠い東の山奥からやってきた、鹿人と木の精霊のハーフ… 随分長い時間を生きているようで、俺のような年代は孫、に見えるらしい。 聞いたことの無い言語を、たくさん教えてもらった。 頭の枝を使った魔術も見せてもらう。 「代償」とは…俺の考えている魔力では無いのだろうか? 上手くはぐらかされたような気がするが、彼はとても良い人だから、 悪い含みがあってのことでは無いと思う。 長い時間話をした後、 一番街まで空を飛んで送ってもらったが…… 宙に浮く、空を飛ぶ、というのはああいう感覚なんだな。 最初は恐怖が勝っていたが、段々慣れて下を見ると、町並みを一望することが出来た。 笑って別れたが、次に会う時がもう楽しみになっている。
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